企業経営者と遺言

こんにちは、司法書士河内謙治です。

 

今日は、企業経営者にとっての「遺言」の大切さ

について、書きたいと思います。

 

「遺言書」というとみなさん縁起が悪いからという

理由から敬遠されがちですが、これは大きな間違い

です。企業経営者にとっての「遺言」というのは

リスク管理の一貫であり、必ず書いておかなければ

いけないものであると考えます。

 

それはなぜかと言いますと、一例を挙げれば「株式」

についてです。会社経営者は自社の大株主であること

がほとんどです。ということは、自社のほとんどの

「株式」が相続財産となってしまうのです。

 

きちんと、後継者が定められており、相続人間で円滑に

「遺産分割協議」が行われれば何の問題もありませんが、

昨今は世知辛い世の中になっており、「相続」でもめる

ケースが多くなっています。もめると何が問題になるの

かと言いますと、遺産分割協議が整わない限りその遺産

は相続人の共有状態となってしまいます。

 

このことで、会社にとって重大な危機が訪れることに

なってしまうのです。あの時に「遺言書」を書いていれば、

という場面も多々あります。

続きは、またの機会に書きたいと思います。