経営承継

 ある一定期間だけ商売をする、会社を経営すると考えておられる方以外は、商売や会社を次世代に承継していくことを考えておられるはずです。ただ、考えているだけでは、いざというときに全く対応ができません。

 商売や会社の承継問題というのは、その商売や会社にとってのリスク対策に他なりません。経営者が、ある日突然亡くなってしまい、何も決めていなかったということであると、明日からの経営、顧客や従業員の生活にとって重大なリスクを生じさせることになってしまいます。よって、商売を行われる方や会社の経営者は、ご自分の後のことを常日頃考えられることは、義務ですらあるのではないかと思うのです。

 また、何の準備もしていないと、次世代の経営者も商売や会社の全体像を把握しておらず、何から手を付ければよいのか全くわからない状態から、商売や会社を引き継ぐことになりかねません。これは、商売や会社にとってマイナスでしかないはずです。

 上記のことから承継問題は、総合的な施策が必要となります。後継者の選定とその育成、会社支配のための株式対策、相続税等の税務問題、挙げればきりがありませんが総合的な対策が必要となってきます。当事務所では、これらの経営承継問題のお手伝いをさせていただきます。

 

経営相談

 経営相談と言いましてもいろいろありまして、当事務所が行う経営相談は「コンサルティング」とは違います。「こうすればもっと儲かりますよ」という提案を行うのではありません。経営者はとかく孤独になりがちです。そんなとき、気軽に話ができる「専門家」を側に置いておくことは、経営者にとってプラスになると当事務所では考えております。どんなに優れた経営者でも、その判断が100%正解である方はいらっしゃいません。判断に迷うこともあるはずです。そんなとき、誰かに相談をすると、考えも整理することができ、第三者の客観的な考えを聞くこともできることになります。経営判断には、100%これが正解というものはありませんが、不正解な判断というものは存在します。不正解な判断を避けるためにも、第三者に相談をすることが重要になることもあるのです。

 また、そんな気軽にお話しいただいた中に、会社にとって重大なことが隠れていることもよくあることです。勿論、その対処についてもお手伝いをさせていただきます。